キャリアコンサルタント 和氣 洋行
春と言うと「新プロジェクト」「新しい年度のスタート」等々、日本ではひとつの節目となる事が多いタイミングですよね。 そこで、春からから新しい生活を開始する方、新しい事をはじめる方が「好発進」出来る事を願い、手軽にできて効果が見込めそうな情報をお伝えしていきましょう。
【1、新生活をスタートする方へ】
「新プロジェクト」「部署の異動」など新しい環境に身を置き、新生活をスタートする時必要となるのは自己紹介です。自己紹介をするなら一度で自分をわかってもらえるよう、効果的に伝えたいものですよね。ここでは効果的だと思われる自己紹介の方法をいくつか挙げてみましょう。
円滑な関係を築くためには「第一印象」は大切な要素です。
「良い印象」を初期の段階に築ける事で、中長期的な関係構築も期待できます。特に在宅勤務が増えている現在、毎日会社で顔を合わせてコミュニケーションをとることも少なくなっていますので、第一印象で好発進できると、在宅勤務時でも心理的にコミュニケーションが取りやすくなります。
ご存知の方も多いと思いますが「メラビアンの法則」と言うものがあります。
「言語」「視覚」「聴覚」で矛盾した情報が与えられたとき、どの要素を優先して判断しているのか?という研究結果です。
結果は、
1、視覚情報…55%(表情・身だしなみなど)
2、聴覚情報…38%(話し方、声のトーンなど)
3、言語情報… 7%(話している内容)
となっており、人間は「言語」よりも「視覚」や「聴覚」といった9割の要素を優先し最終的に判断しています。
そして、この研究結果は「第一印象」にもあてはまると言われています。 また、この判断はとても短い時間でおこなわれており、判断に要する時間は所説ありますが約3秒ほどとされています。
「第一印象」を大切に考える時、ファーストコンタクトとなる挨拶はとても重要であり、ある程度狙って印象をつくる事も可能です。
今回は新しい生活をスタートする方へ第一印象の大切さをお伝えしました。次回は相手に持って欲しい印象を残す方法などお伝えしていきます。
就職や転職、入学など何かしら新しくスタートする場合、初対面の人に感じてもらう印象というのはとても大切です。 もしあなたが「相手に良いイメージや印象を与えたい!」とお考えであれば、ぜひ以下の3点に気をつけてみると良いでしょう。狙い通りの第一印象をアピールすることができます。
1、身だしなみを整える
2、笑顔などの明るい表情で挨拶をする
3、少し高めな声のトーン(高さ)や大きめの声量で話す
一般的には低い声は落ち着きと信頼感を与えると言われていますが、一方では、威圧的、近寄りがたいというイメージも持たれやすい傾向にあります。
反対に「明朗快活で元気な印象」を相手に与えたい時には、普段の地声より少し高めのトーンを意識すると、明るい印象を与える事が期待できます。
特に、在宅勤務中は、基本、オンラインでのコミュニケーションになりますよね。オンラインでコミュニケーションをとる時は、対面と比べて表情が見えづらく、伝わりづらいこともありますので、普段よりちょっと意識して、表情や声のトーンに気を配ってみると、よりGoodです。
2つ目は「狙った印象を残す」というものです。ここでお伝えしたいのは「有名な人物と結び付けてアピールする」という方法です。
これはアリゾナ州立大学名誉教授のロバート・チャルディーニが提唱したのですが、『有名人との共通点を紹介する事で、その人の印象に近づけることができる』という理論です。
例えば私の場合、「東京都知事の小池百合子さんと同じ誕生日です。」と紹介することで、相手に「小池百合子さんのように芯が通った方なのか」と印象を与えることが出来ます。(私本人は…あまりにもご本人と差があり過ぎて、ちょっと恥ずかしいのですが…。)
この人物のような印象を与えたい!という希望があれば皆さんもぜひ試してみてくださいね。
いかがでしょうか。今回は相手に良い印象を与える、狙った印象を残す方法についてお伝えしました。
<次の②では、さらに重要となる方法についてお伝えしますね!>
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キャリアコンサルタント 和氣 洋行