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SIA心のゼロ経営プロジェクト 山田 俊明

②在宅で人間関係を今すぐ良くする「自分の心の扱い方」

    前回は対人コミュニケーションの希薄化を防ぐ自己肯定感を今すぐ高める、という2つの改善方法をお伝えしました。今回は「美的発見」した後の方法、もう一つの改善などについてお伝えしていきます。 

    「美的発見」をおこない良い点や尊敬できる点を書き出したら、電話かメールで「いつも的確な指示やアドバイスをいただき、本当にありがとうございます。Aさんのおかげで在宅勤務でもなんとかやっていけております。」というように心を込めて伝えてみましょう
    しかし、それによって上司からどのような反応があるかはわかりません。ただ一つ確実な事は、そのようなことを部下や他人から言われて嫌な気分になる人はいませんし、ほとんどの人は素直に嬉しいという感覚になります。あなたにとってのリスク・デメリットはゼロです。
    もし、上司のことを嫌だなと思っていてとても美点なんて書けないという人は「心のゴミ出し」をしてみましょう。やり方は簡単です。白い紙に思いっ切り、上司の悪口や日頃の不満や思いをすべて書き出します。
    これでもかというくらい書き出したら、破り捨ててゴミ箱に捨ててくださいその後に「美点発見」をやってみるのです。これをやると不思議なもので、あれだけ悪口を書いた人が「本当はいい人かも」というような捉え方になってきて、いろいろボキャブラリーが湧いたり、言葉が出てくるようになります。上司や同僚との人間関係にちょっと難ありという方はぜひやってみてくださいね。 

    どんな人にも必ずある素晴らしい部分を意識して見つけ出す「美点発見」という習慣は、周囲との人間関係を改善するだけでなく、自分自身との関係も良くなります。なぜなら、その美点発見をしている素直な心こそ「本当の自分」だからです。そして、それが結果的に自己肯定感を高める一番の近道なのです。 

    3、家族(夫婦)との時間を快適にする 

    在宅勤務が増えたことで、コロナ離婚なるものが増えているそうです。なぜそうなってしまうのか?結論から言えば、それは全て相手に問題があると捉えているからです。
    在宅勤務が増えれば家族との共有時間は増えます。そうすると、普段、夫婦仲があまり良くない、あるいは家族での会話が少ない場合、妻は「夫は家にいても何もしてくれない、優しくない」とか、夫は「妻はいつも不平・不満ばかり言う」というような認識になってしまいがちです。そうなると、だんだんお互いが「私は悪くない。相手が改善すれば良い」と言う捉え方になってしまいます。
    しかし、それではほとんどの場合お互いが意固地になるばかりで、なかなか仲が元に戻ることはありません。 ではどうすれば良いのでしょうか? 

    相手に変わってほしいとか、相手を問題として捉えるのではなく、一度「自分の心の扱い方」を変えてみることです。具体的な方法は、先ほどお伝えした「ゴミ出し」「美点発見」です。この2つを改めておこなう事で、様々な事に気が付いていくでしょう。

    家族(夫婦)との時間を快適にするため、相手のせいにするのではなく、まずは「自分の心の扱い方」を変えてみる事が大切です。 そのために「ゴミ出し」「美的発見」の2つのを夫・妻相手にやってみるのです。
    そうすると、普段何気ない生活の中で当たり前のようにしてくれていることに対する感謝が芽生えてきます。もし、あなたが奥さんだったら「いま会社はコロナで大変なのに、いつも仕事で頑張っている」とか、あなたが夫だったら「いつも家の事や子供の世話の事はしっかりやってくれている」と言うような変化が訪れます。
    最初は抵抗があるかもしれませんが、自分から出てきた美点発見に「ありがとう」という言葉を加えて、直接でもいいですしLINE等のチャットでもいいでしょう。
    相手にそのまま伝えてみてください。事実、この方法で離婚寸前の夫婦が新婚のように仲直りしたという実例はたくさんあります。 最初から大きな変化を期待せず、少しずつでも良いのでやってみてください。必ず夫婦・家族関係は好転し、在宅勤務での家庭空間がとても快適になっていくでしょう。 やらずに現状維持と、試して好転するのとでは、どちらの選択が良いでしょうか?

    ■ハーバード大学75年間の研究からわかった「人間関係で最も重要なこと」 

    在宅勤務における人間関係を改善する方法は、他にもいろいろあるでしょう。ですが、ご紹介した「心のゴミだし」と「美点発見」は、最もシンプルでお金もかからず、今すぐに実践できて、そして、根本的に人間関係を良くする本質的なやり方です。なぜなら、全ての人間関係は「自分の心の扱い方」一つで、どうにもでも好転できるからです。 

    ハーバード大学の医学部が1938年から75年以上にわたって、「人間の幸福」について徹底的に調査・分析した結果、明確になった事実があります。それは、「良い人生とは良い人間関係でしか築かれない」と言うことです。もちろん、お金も地位も出世も大切ですが、良い人間関係を築けている人はそうでない人より、幸せで健康で長生きすることが科学的に立証されました。そして、中でも両親、夫婦、親子など身近な人たちとの関係が最も重要であることもわかってきました。実際、両親や夫婦との関係を良くすると、自分も好きになり、自然と職場での人間関係も連鎖してすべて良くなっていきます。 

    そして、そのためには、あらゆる問題や解決法は相手側や外側にあるのではなく、自分の心の中にあると自覚することが大前提となってくるのです。

    オールライフケア合同会社 提携パートナー
    一般社団法人SIA心のゼロ経営プロジェクト
    代表理事 山田 俊明

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