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社会保険労務士 菊池 麻由子

②テレワークでコミュニケーション上手はデキる人⁉

    ◆「雑談力」とは?

    本来、自由気ままにお話が出来るものであり、雑談内容が面白い、面白くないというのは個人の主観にあたります。ただし、お互いの関係性が濃密になる、相手のキャラクターに慣れてくると段々と「雑談」におけるコミュニケーションは大雑把になりがちです。男女でもお付き合いを始めたばかりの頃、好きな人の話は、最初、何を聞いても耳心地よかったものが、慣れてくると退屈に感じてしまう、適当にあいづちを打って聞いているフリをしてしまうなど、誰にでも経験があるのではないでしょうか。
    そこでまず必要なことは、「自分の会社が目指すべきコミュニケーションとはなんだろうか?」と考えてみる事が大切です。実際、在宅勤務を採用している様々な職場ではどのようなコミュニケーションがおこなわれているのでしょうか?いくつかの実例を挙げてみましょう。 

    <朝礼で業務連絡、情報共有をおこなうようにした> 

    コミュニケーションが苦手な方が多い場合、まずここからスタートしてみるのが良いでしょう。一言でもいいので声を発してもらうことは大切です。「〇〇さん、お願いします」など話しかけてみましょう。 

    <テーマを決めて、一言ずつ全員が話すようにした>

    朝礼などは特に上司が長々と一方的に話を伝え、部下が一言も発さないまま終わる事もあるでしょう。それでは良いコミュニケーションの循環は生まれません。出来れば1人1分(話すというルールを定め、タイムキーパー役を決めましょう。1分間話す内容はそれこそ「雑談」。昨日は何を食べたか、最近ハマっているもの、ゲームの事、まんがの事など、話しやすいテーマを設定するとよいでしょう。お互いの共通点などがわかると親近感も湧いて仕事の相談もしやすくなります。 

    <みんなで画面の前で体操をするようにした>

     朝礼や昼礼などで簡単な体操をおこなうと頭の切り替えにもなり、さらに在宅勤務ではつきものの腰痛・肩こり防止になるでしょう。 いかがですか?自分の会社が目指すべきコミュニケーションは何か?と考えた時、色々な方法について実例を通しご紹介しました。これから、その他の具体的な実例、コミュニケーションの目的などについてお伝えしていきます。  

    <オンラインの部屋を複数用意して、いつでも集まれるようにした>

     特に複数の支店や部署がある企業はブレイクアウトルームを複数用意し、いつでも集まれる体系を作ったことで、コロナ以前よりもコミュニケーションが活発になったという声もあります。一方、すぐ集まれることで時間管理がおざなりになってしまい仕事が進まないなどの弊害も生まれやすいため注意が必要です。 

    <携帯を支給して、いつでも電話で相談できるようにした>

    ちょっとしたことでも電話を通じて聞けるのは便利な一方、仕事が中断されてしまうなど課題もあります。

    <コロナで帰省出来ない人のために、オンライン飲み会が出来るようにした>

    飲み会などはお酒が入ることで円滑なコミュニケーションが生まれやすく、交流を深めるのに適しています。オンライン飲み会であれば気軽に参加でき終電の心配が無いなど、メリットもあります。 

    上記でお伝えした例を取り入れる、おこなってみるとメンバーの様子がちょっとおかしいな、元気がないなと気づくことがあります。そのように感じたら個別に連絡して話を聞く、状況によっては然るべき専門家に対応を相談することが必要です。

    最終的には「何のためにこれをおこなっているのか?」という目的・目標を持つことが大切です。
    ・出社していた時と同様のパフォーマンスを出してもらうため、朝礼を毎朝おこなう
    ・情報格差、不備が生まれないように朝礼を毎朝おこなう
    ・社員が心身ともに健康をキープし成果を出してもらうため、毎朝体操をおこなう

    など、様々なアイデアを社員やメンバーに募ってみるのも良い方法です。

    在宅勤務という働き方はコロナが収束しても無くなることはないでしょう。もしかしたら、この春から入社する新入社員のほうが優れた在宅ワーカーかもしれません。受け入れる企業側のコミュニケーションの質をあげればおのずと定着率も高まるでしょう。
    業務の生産性や社員の定着率を高めるため、上手に「雑談」を取り入れていきましょう!

    オールライフケア合同会社 提携パートナー
    社会保険労務士法人ネクステップ 菊池 麻由子

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