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キャリアコンサルタント 和氣 洋行

① 環境の変化に打ち勝つ「しなやかな心」を鍛えるには

    夏らしい暑い日が続きますね!

    新しい職場に異動となった方や、昇格した方、赴任先から帰国された方、転職した方、もしくは独立された方など、この春に様々な環境の変化を経験した方もいらっしゃると思いますが、そろそろ新しい環境にも慣れてきた頃ではないでしょうか?

    4月から新しい環境に身を置いている方々は、一般的に夏休み明け頃に「大きな心境の変化」が訪れる頃だと言われています。

    「自分の理想像」とのギャップを感じる…
    「周囲の不満な点」に注意が向く…

    など、漠然とした不安やストレスを感じるタイミングでもあるようです。
    新しい環境に適応するのは、とてもパワーが必要ですよね。

    そのような時に重要な事のひとつが「レジリエンス」

    レジリエンスとは「精神的回復力」「抵抗力」「復元力」「耐久力」「再起力」などと訳され、不安やストレスなどの外的圧力を撥ね返す復活力・困難な外的要因への適応力の事です。
    先述の「ストレス」や「不安」にも有効と考えられています。
    そして、このレジリエンスは各種の方法により無理なく鍛える事が出来ます。
    鍛えることで高いレジリエンスを持つことが出来れば、大きな不安や強いストレスも自分の成長に繋げていく事が可能です。

    そこで今回は、レジリエンスの鍛え方をいくつかご紹介していきましょう。

     
    1、捉え方を変える

    私たちは失敗した時や困難な状況に陥った時、ネガティブな刺激を感じます。
    そのネガティブな刺激から、ほぼ同時にネガティブな反応をとってしまいます。

    上司に怒られれば落ち込み…
    財布を落とせば悲しむ…

    と言った具合です。

    ・・・・・・・・・・・・・

    いかがでしたか?ここまで「レジリエンス」についての概要をお伝えしました。 

    ストレス社会と言われる現代に適応し、しなやかに生きていくには「レジリエンス」はとても大切な要素と言えるでしょう。
    多くの人は失敗した時や困難な状況に陥った時、ネガティブな刺激からネガティブな反応をとってしまうものです。

    しかし、同じ体験をしても異なる反応を示す人がいます。先ほどの反応を例に取ると、
    上司に怒られる ⇒ 「改善のチャンス」
    と考え、
    財布を落とした ⇒ 「キャッシュレス化のチャンス」
    と考えます。

    「刺激と反応の間にはスペースがある。そのスペースをどう生かすかが、成長と幸福のカギを握っている。」

    世界的に有名な、スティーブン・R・コビー博士の「7つの習慣」からの引用です。
    博士がおっしゃる通り、物事は捉え方次第で成長のチャンスを掴むことが出来ると考えます。
    成長のチャンスを掴む「捉え方」が出来るようになる有効な考え方として、「ABCDE理論」があります。
    ABCDE理論は、臨床心理の権威である米国のアルバート・エリス博士が提唱した認知療法の一つです。

    A=Activating Event(出来事や外部からの刺激)
    B=Belief(認知・受け止め方)
    C=Consequence(結果)
    D=Dispute, Dialogue(反論、自問自答)
    E=Effect(効果や影響)

    出来事(A)に対して、悪い受け止め方(B)をしたことにより、不安やストレス、怒りや不満といったネガティブな感情を持つ(C)…
    ここで終わらずに、自分の受け止め方を自問自答(D)。
    さらに、多面的に捉えて良い受け止め方に修正するとで、適切な感情や行動が生まれる(E)。
    というのがABCDE理論の一連の流れです。
    ここでABCDE理論に基づいた、私の実体験をご紹介しましょう。

    ・・・・・・・・・・・・・

    いかがでしたか?ネガティブな出来事も物事の捉え方次第で成長のチャンスに変えることが出来ます。

    物事の捉え方については文中の「ABCDE理論」も上手に活用していきたいですね。

    次回は「ABCDE理論」についての私の体験と、もう一つのレジリエンスの鍛え方をお伝えします。

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